2009年9月30日 @ 1:34 PM | カテゴリー: 議会だより

平成20年9月の定例会における一般質問です

 

 

通告に従い一般質問をします。

この93日の岩手日報の夕刊に、盛岡市の中心市街地活性化基本計画が国の認定を受けて、2012年度までの5年間の取り組をスタートしたことが報じられていました。当市にあっても、まちなかの活性化は市政課題の最重要策のひとつであり、まちなか再生推進室を立ち上げ、元の中心市街地活性化基本計画を見直し、新しい基本計画を策定、国と協議中と思います。元の基本計画にあっては、遠野バイパスの開通により商業の郊外化が進み、中心市街地の位置する「まち場」は行政、産業、文化面の中心であり、その空洞化は全体の活力、魅力低下を招くおそれがあるとし、活性化の方針、目標を掲げて様々な事業、施策を行い、その空洞化に一定の歯止めをかけて来たと思います。が、2006年のまちづくり三法の改正を受けて、旧活性化基本計画を検証反省し課題を洗い直しをして、新たな中心市街地活性化基本計画策定に向けて「遠野まちなか賑わい創出プロジェクト」を考え具体的目標として、指標1.多くの観光客が訪れ、交流する中心市街地、指標2.歩いて暮らしやすい中心市街地(まちなか居住の推進)、指標3.商業地で賑わう中心市街地(空き店舗の減少、事務所の立地)を上げ、戦略情報発信エリア(駅前)、観光エリア(下一日市、大工町)、商業エリア(上一日市、穀町、とぴあ周辺)、居住エリア(材木町、上組町、東舘町)、4つのエリアゾーンを指定しています。この様にまちなか再生推進室では市長の指示のもとまちなかの活性化のためにメンバー全員頑張っている訳ですが6月の定例会に、駅前の再開発事業ともあわせ国の認定を受け中心市街地活性化事業の推進、加速を図りたいと答えておりました。当市の中心市街地活性化基本計画の国による認定は何時頃と思いますか、市長の見解を求めます。一部新聞報道(中央紙)ではこのまちづくり三法は、政府によるバラマキ政策であり実効性は薄い、一時的な効果しか上げられないだろうというような批判も見られますが、私達地方に生活する者にとって、どこに逃げる訳にもいきませんし、ここで汗まみれになって、はいつくばっても生きていかなければなりません。そこでこの計画によりまち中が賑やかになる様如何にして実効性を上げるかその覚悟の見解もあわせてお願い致します。次にまちづくり三法の改正に伴い、基本計画の中にある中心市街地活性化協議会が法制化される事により、多様な民間主体が参画し市民協働の精神で協議、議論をし、その方向性、統一性を持って都市機能の集約と再編をし、コンパクトシティ化を目指すべきと思います。さらにこの協議会の活動を活発化させる事により、(協議会のメンバーとしては、市民・住民、各商店街振興組合、すずらん振興協同組合、金融機関、とぴあ、JR、遠野テレビ、㈱遠野、観光協会、福祉団体、公共交通機関、建築士会、まちづくり会社、商工会、遠野市等)による活発な議論、実践は、新たな展開が生まれる可能性も大きいと思いますが、この協議会は現在機能しているのでしょうか、さらにまちづくり会社とはどういう性格の会社なのでしょうか、あわせてお答えください。この協議会はまちづくりにあって頭脳的存在だと思います。認定に先行してぜひともフルに活動してもらいたいものです。

次に駅周辺エリアの周辺整備ハード事業計画について質問します。この秋にも材木町に市営住宅が建築されるという状況の中にあって、材木町と駅前を結ぶ高架橋整備の計画がどうなっているのか、どのような高架橋のタイプで、何時頃実現出来るのか、JRとの協議はどこまで進んでいるのかをお聞きします。あわせて駅周辺のハード面の全体像を確認し、「駅前から人と情報の交流と発信」というコンセプトから、いかにワンストップサービスが提供されるのかをお聞きします。

さらにこの基本計画を策定するにあたり、具体的指標の一つに「多くの観光客が訪れ、交流する中心市街地」と有り、観光客の増加を狙っており、駅周辺エリアのコンセプトに「観光戦略の樹立」とありますが、この観光戦略とは、その中身がどんなものなのか、そしてどのような取組みがなされようとしているのかをお尋ねします。去年はテレビで、「どんとはれ」、映画「カッパのクウと夏休み」の効果もあって観光客は増えたが、今年は入込数が落ちている。伝承園の8/9から8/17までのお盆中の九日間の去年との比較をすると去年の64%しか入園していない。大きな地震や、ガソリン高もあったかもしれないが、私に言わせると、当局の分析も去年に関しては、遠野が大いに発信された結果としているが、それはテレビ、映画、という外的要因だけであって、遠野市が主体的に取り組んだ発信では無かったはずである。その外的要因であれ発信がされれば、観光客は増えるのであるから、市がもっとしっかり主体的に取り組み、発信するのであれば、一時的にではなく、持続的に段階的に去年並みレベルに観光客を増やしていけると思うが市長の見解をうかがいます。

また広域経済圏構想の重要路線である仙人峠道路、上郷道路の完成により沿岸部からの遠野への入り込みが多くなって来ていると聞きますが、それもバイパスエリア止まりで、まち中に入ってこない様なのですが、まちなかに誘引するためにも、受け入れる側としての工夫が必要と思います。沿岸の住民ですからほとんどが自家用車で来ていると思われるが、市内には駐車場が少ないし、案内板も少ない状況では、まち中に入って来ても、観光やら、見物やら、買物するにも不便と思われます。また在にいる市民からしても車での用たしは不便なのでバイパスですましてしまう、まちなかには入ってこない。こうした状況を変えるにも、まちなかの賑わいを取り戻すためにも、この件に関して6月定例会で菊池民弥議員が提案していた時間帯駐車ゾーンを設定する事をさらに進めてはどうでしょうか。そこで市長も答弁していましたが、「それは大事なことで中心市街地活性化基本計画の中の課題として取り組む」と。そうであれば、その活性化協議会を有効に活動させまして、県警等への陳情を考えるべきと思いますが、いかがでしょうか。考えをお聞きいたします。これこそは金がほとんどかからないまちなかの活性化策と思います。

次の質問になりますが、中学校再編成計画について教育長にうかがいます。再編成計画の原案説明会が終了したわけですが、明らかに参加人数が少なかったと思いますが、どう感じましたでしょうか。再編に賛成だから出席しないというのではなく、市民の皆さんは自分の生まれ育った場所に誇りを持っており、愛着を持っているはずです。基本的に再編はしたくないというのが本音だと思います。が、しかし客観的に遠野市の現状を見て、つまり、市の人口減少に歯止めがかからない、少子高齢化の進行による児童生徒数の大激減という人口動態の今日を見れば、市民感情としてあきらめの気持ちから再編もやむなしという意思表示かと思いますが、はたまた、まるっきり反対なのかは分かりませんが。参加人数の総数を示しながら、教育長の感想を聞かせて下さい。また説明会の場での質問の一つに、教育委員会の再編成計画の原案説明を持って市民から理解を得、合意を得たと思うのか、もしそうでなければいつの時点で市民が理解をし、合意をしたと判断するのかという質問がありましたが、教育長の見解をお聞きします。原案から最終計画案を作成して説明会を開催しその上で計画を決定して更に又説明会を開催し来年3月頃には理解を得られるものと考えていると会場では回答されていましたが、改めて教育委員会としての見解を示して下さい。今年の3月に再編成検討委員会から最終答申があったわけですが、そのなかの「再編にあたって配慮すべき事項」の一項に、中学校再編成は、地域との関わりが深く、地域の理解が得られることが必要であることから、十分な議論を積み重ねながら、合意形成を図ったうえで、再編成計画を成案されたい、とあります。合意形成はどう確認されるべきなのかという事もあわせてお聞きします。というのも私は2会場に出席しましたが、綾織地区と土淵地区ですが、説明会の終了後私に対して、全市民のアンケートぐらい取っても良いんじゃないかというお話もあったのです。やはり市民理解の市民合意は説明会をしただけで終わるのではなく、どこかの時点でアンケートであれ、アンケートに代わるものであれ、はっきりした形で確認されるべきと思うからです。

次にスクールバスについてうかがいます。仮に中学校が3校に再編になった時、スクールバスは何台運行するのか、私は大小あわせて18台と理解しましたが、この数のバスが、遠野市内を朝夕めぐるわけですから、事故にあう確率が現時点よりも大きくなるのではと懸念されるからです。対策を考えていますか。さらに小学校のスクールバスを含めると大変な数になるわけですが、バスも、運転手も増えた状態で教育委員会が管理していくのか、指定管理者制度でいくのか、P.F.I方式でいくのか、まったく別のパターンか、安全運転、安全運行の管理はどう取り組もうと考えているのかお聞きします。

次に説明会に参加していて不思議に思ったのは教育委員長が見えなかったという事です。私は2会場でしたので、ほかの会場に出席していたら失礼な話になりますが、確認したいと思います。というのも、先にも紹介した検討委員会の最終答申の中の配慮すべき事項の6項に、再編成計画策定にあたっては、再編成後の新しい中学校が目指す学校運営の方向性、展望などを盛り込みながら、遠野教育の創造を目指していただきたい、とあるからです。やはり、中学校再編成というハードが、形が成ったとすれば、よく言う「仏を作って魂を入れず」という言葉がある通り、ソフトとして「遠野教育の創造」という魂を入れる事が必要であり、中学校再編という遠野教育のシステムが大きく変わろうとしている現在こそ教育委員会委員長の出番があると思うからです。そしてその原案説明に委員長も出席して遠野スタイルの教育の創造について語っていただきたかったからです。教育と人づくりは山の木と一緒で50年、100年とかかるとも言われますが、50年、100年たっても、変わらない、動かない遠野教育の理念を創造して子供達をその高みに引っ張っていってもらいたいからです。さらに教育委員会が発行している「遠野の教育」という冊子の中に、また遠野市総合計画、経営改革大網にも上げている目標に「遠野市教育基本計画策定」とあり、H.18年から今年まで3年の間毎年策定と出しており、その中身が見えてこない。一体3年間の間にどれだけ策定をしていたのだろうか、この中学校再編成計画と同時進行であれば今、私が申し上げた遠野教育の理念もおのずと姿を現したのではないか。その様な考えと方向は教育長もお持ちだと思いますが、再編成計画に考慮されているかを、またあわせて遠野市教育基本計画はいつ計画案が出るのか、も合わせてお聞きして、私の一般質問を終わります。